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ブロック製品の 標準設計・施工方法 15 3.コンクリートブロック塀の施工 図U-24 縦遣り方の例 図U-25 かぶり厚さの確保 ・ 必要に応じ、基礎上端にブロック割りなどの墨を出してくださ い。 ・ 低い塀の場合は、下げ振り、水準器だけでの組積も可能です が、高さのある塀は、縦遣り方を建ててこれに水糸を張り組積 してください。 ・ ブロック塀の配筋例を(図U-26)に示します。 縦筋は基礎に定着し、壁頂は横筋に180°フックするか、また は90°フック(余長10d)としてください。 ・ レンガは、ブロックよりも水を吸収するので、レンガ自体に事 前に水分を与えてから組積してください。モルタルの硬化に 必要な水分がレンガに吸収されると、モルタルの性能に悪影 響が出ることがあります。 ・ 1段目(根付け)は基礎の不陸などの調整を兼ねています。ここ で水平のレベル調整、ブロック割りなどを確認して組積してく ださい。 ・ 型枠ブロック塀では、落下した目地モルタルを取り除くため の点検口(掃除口)を設けてください。 横筋の配筋は、ブロックの組積と交互に行います。 ・ 横筋の重ね継手位置は、なるべく近くに集中しないで、それぞ れずらすようにしてください。 ・ 化粧ブロックや空洞ブロックなどは、いも積みおよび1/2破 れ目地積みが可能です。現場に合った組積方法を選択してく ださい。ブロックやレンガに欠け、ひび割れを生じたものは使 用しないでください。 ・ ブロックの空洞部(縦筋、横筋部)に充填するモルタルは、鉄 筋がブロックに直接触れないように、かぶり厚さに十分注意 し、突き棒などを用いて隙間なく十分に締め固めを行ってくだ さい。 ■ 組積工事 水糸 縦遣り方 必ずモルタルで かぶり厚さを確保する 直接ブロックに 置かない ●基本と横筋が別形状の場合 フェイスシェルおよびウェブシェル上部にモルタルを のせて、ブロックを組積します。 ●基本形横筋の場合 フェイスシェルおよび配筋がされていない横筋溝にも モルタルを充填してください(図U-25)(図U-27)。 ・ 目地モルタルの硬化前に、目地ごてを用いて壁体の前 面裏面とも、目地ずり(目地押さえ)を行ってください。 これは、デザイン効果の他にブロックと目地モルタル の接着効果を高める目的があります。 ・ 目地モルタルが十分に硬化するまでは、ブロックに有 害な振動や衝撃を与えないように注意してください。 ・ 1日の組積高さは、1.6m(高さ200oブロックで8 段)以下にとどめてください。 ・ エキスパンションジョイント(伸縮目地)は、設計に従 い所定の位置に、正しく設置してください。通常は 30m以内に1ヶ所設けてください。 化粧ブロックや空洞ブロックの 目地モルタルの施工 .P.8:図U-7参照 図U-26 ブロック塀の配筋例 図U-27 基本形横筋のモルタル充填 25d 25d 150 450 400 400 400 400 D10 D10 D13 D13 D13 壁頂は横筋に 180°フック または 90°フック(余長10d) 縦筋は 基礎に定着 横筋の無い段も モルタル充填