【DO!BOOK・ページリンク】
sbic_webcatalog   206 / 336

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


204 水環境を改善する透水性インターロッキングブロック舗装 (シャビー、パラレル・スルー、ARPオリジナルスルー、ARPスルー)  透水性インター舗装の隙間がすべて水で満たされると、舗装 表面に水があふれ出します。あふれ出しが起きるまでの時間は、 雨の強さと舗装の隙間の量、そして浸透する水の速度によって 決まります。透水係数の規格値(1×10-2cm/s以上)を満足する 透水性インターを使った道路での試験結果をグラフに示しま す。降雨強度50 m m/h(バケツ をひっくり返し たような雨量) であっても45分 程度は雨水の 浸透が継続する ことが分かりま す。  透水性インター舗装は、土ほこりや落ち葉などにより隙間が 詰まり、浸透能力が低下していくことがあります。このようなとき には、高圧水を吹き付けながら水を吸引する機械を使うことに よって浸透能力を回復することが可能です。  透水性インターロッキングブロック舗装(以下、透水性イン ター舗装)は、ブロック本体に隙間をたくさん持つ構造のため、 以下の効果が期待できます。 ●水たまりができない。 ●泥はねの問題がない。 ●雨の日でもすべりにくい。 ●生態系(樹木や昆虫、微生物な  ど)を保全できる。 ●排水溝や下水道の負担を軽減  できる。 透水性インター舗装の雨水浸透能力 雨水浸透能力の機能回復 透水性インターロッキングブロックとは SBIC TECHNICAL REPORT . 2 3 1 105 104 103 10 30 40 50 60 70 600 路床の浸透速度(cm/sec) h=40 h=30 h=20 h=15 h=10 h=5 表面流出が起きるまでの時間(分) 6 厚さ (cm) h (cm) 3 11 13 空隙率 (%) 20 12 ■アスファルト舗装のイメージ ■表面流出が起きるまでの時間 ■透水性インター舗装浸透能力回復機 ■透水性インター舗装のイメージ ■試験した道路の舗装構造 【参考文献】 1)太平洋セメント社内報告書:人工降雨装置によるILB舗装透水性評価試験,1983.8 シャビー 遮熱透水性のインターロッキングブロック。 路面温度上昇を抑制。 パラレル・スルー 表面に刻まれた凹凸がもたらす光と影が、 見る角度や時間によってさまざまな印象を 与えます。 オールラウンドペイブ・オリジナルスルー 美しいショットブラスト加工の種石入りイン ター。高級感がありつつも親しみやすく、温 かみのある色調。 オールラウンドペイブ・スルー 降った雨水を地中に逃がしやすい、透水タ イプ。水たまりができにくく、道行く人と環境 にやさしい舗装材。 P.208 P.210 P.222 P.228 ※インターロッキングブロックの品質規格を別表U-2(巻末P.5)に示しますので、ご参照ください