【DO!BOOK・ページリンク】
sbic_webcatalog   252 / 336

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


注意事項 はじめにお読みください 2 4 乾燥して水分が 蒸発し、結晶化炭酸カルシウム 白華の主成分 炭酸ナトリウム 炭酸カリウム CaCO3 Na2CO3 K2CO3 3 コンクリート、モルタル の表面に移動 風 Ca(OH)2 +CO2 +CO2 +CO2 Na2SO4 K2SO4 2 雨・雪・霜や散水に よって水に溶け出す 雨水や風 散水 Ca(OH)2 Na2SO4 K2SO4 2.白華現象とメンテナンス 1 白華発生の原因2 白華の予防策 T 注意事項ーはじめにお読みください 2 白華現象とメンテナンス  セメント硬化体中に含まれているアルカリ成分が、水溶液とし て表面に運ばれ、そこで水分のみが蒸発すると、残された成分が 白く結晶化します。これが白華(エフロレッセンス)です。  白華により、製品の性能が損なわれることはありません。 また、環境や人体への悪影響もありません。しかし製品の美観 が損なわれることから、問題視される場合があります。  白華の予防には、まず第一にコンクリートブロック内部へ水 が浸透するのを阻止すること、すなわち防水対策を講じること が大切です。また、その他の予防策も以下に記しますので、現場 に適した予防を行ってください。 ■ その他の予防策 1 コンクリート、モルタル中の可溶性アルカリ・カル シウム成分 水酸化カルシウム硫酸ナトリウム硫酸カリウム Ca(OH)2 Na2SO4 K2SO4 ・ 塗布方法は、スプレー、刷毛、ローラーのいずれも可能です。標 準塗布量は、0.3〜0.4./uです。スプレーの場合は、空中に飛 散しますので、やや多めに塗布してください。 ・ ブロック内部に十分浸透させるため、一度に厚塗りせず30分 間隔で3回程度に分けて、ムラなく塗布してください。 ・ 乾燥は自然乾燥とし、水がかからないように注意してください (夏期1時間、冬期6時間以上)。 ■ 浸透性吸水防止剤「アクアシール200S」を使った 防水対策カラーページ.P.242参照 荷姿:4.(3.5s) /16.(13.0s) 標準使用量:0.3〜0.4./u(コンクリート製品へ塗布した場合) ・ SBマックスを原液のままポリバケツ等に取り、ローラー・刷 毛等を使用して、下から上へしごき上げるように2回塗布し ます。 ・ SBマックスは塗布後の反応が早いため、すばやく同じ部位に 2度塗布をしてください。 ・ 適切な基本塗布量は飽和量です。コンクリート製品の場合、通 常1.あたり4〜5u(1uあたり0.2〜0.3.)程度です(基 材の材質や劣化状態等により異なります)。 ■ 浸透性吸水防止剤「SBマックス B-200」を   使った防水対策 カラーページ.P.242参照 荷姿:4.(4.5s) /20.(22.5s) 標準使用量:0.2〜0.3./u(コンクリート製品に塗布した場合) 写真T-2 施工不良による白華の例 施工不良によりこの部分のブロック内水が滞留しているため、白華が発生してい ると思われます。 部に ●水分  雨や水たまりなどが影響。 ●時期 製造直後の若材齢時に発生しやすい。 ●温度  冬期(気温が低いとき)や梅雨どき(湿度が高いとき)。 ●風  風が当たると製品の表面で水分の蒸発が進む     ため発生しやすい。 ●施工 モルタルなどからも多く発生する。     特に空練りモルタルは発生の可能性が高い。 point 白華が発生しやすい条件 ご注意 ・薄めずにそのままご使用ください。 ・晴れた日を選んで施工してください。 ・塗布作業は、ブロック組積終了後、夏期3日目以降、冬期7日 目以降に行ってください。 ・塗布する前に、処理面の汚れを取り除き、乾燥した状態にして ください。汚れを取り除くために水洗いした場合、乾燥期間は 夏期1日、冬期3日間以上です。 ・必ず目立たない場所で試験施工を行ってください(素材によ り多少色が濃く仕上がる場合があります)。 ・吸水率の低いタイルや石材等に塗布をする場合は、SBマック スの余剰分が表面結晶の原因となりますので、塗布直後に余 剰分を水で硬く絞ったウエスでしっかり拭き取ってください。 ・ガラス、アルミ、植物、自転車等に付着しないように注意してく ださい。 ・塗布後、降雨や降雪が予想される場合には施工を中止してく ださい。 ・作業時はゴム手袋、保護眼鏡、ゴム長靴等を着用してくださ い。 空気中の二酸化炭素などと反応