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ブロック製品の 標準設計・施工方法 11 3.コンクリートブロック塀の施工 3 コンクリートブロック塀の施工 1 使用材料 図U-15 ブロックの種類(一例) ・ 塀などの外構工事で多く使われるコンクリートブロックは、空 洞コンクリートブロック(以下:空洞ブロック)や、化粧コンク リートブロック(以下:化粧ブロック)、また型枠状コンクリー トブロック(以下:型枠ブロック)、擁壁用RECOMユニットな ど、さまざまな形状があります。それぞれのブロックに適した 施工方法で確実に施工してください。 ・ 目地モルタルに使用する砂や、グラウトコンクリートに使用す る砂利のことを骨材といい、川砂、川砂利、山砂、山砂利や岩 石を粉砕して作る砕砂、砕石などがあります。 ・ 骨材は、ゴミ、土、有機不純物、塩分等を含まないものを使用し てください。 ・ 10o厚の目地モルタルに使用する細骨材(砂)の最大寸法は 2.5o以下を目安とし、これよりも大きな粒径の砂が混入して いる場合は、網でふるってください。 ・ グラウトコンクリートに使用する粗骨材(砂利)の最大寸法は 20o以下で、ゴミ、土、有機不純物、塩分等を含まないものを 使用してください。ブロックの空洞部に鉄筋を配筋した後に、 グラウトコンクリートを打ち込むので、少しでも小さな粒径の 粗骨材(砂利)のほうが、打ち込みには有利です。 ・ 骨材を現場に保管する場合は、種類ごとに区切り、ゴミ、土等 の有害物が混入しないようにしてください。 ・ 目地モルタルを現場で練る時の水は、汚れや不純物を含まな いものを使用してください。水道水が適しています。 ・ 目地モルタルやグラウトコンクリートに、その性能を改善する ために混合する材料を混和材料といい、防水剤、着色剤、流動 化剤、AE剤などが挙げられます。 ・ 混和材料を使用する場合は、説明書をよく読み、施工に悪影 響がないように十分注意してください。 ・ 混和材料は、種類別に区別し、品質の変化が起こらないよう に貯蔵してください。また、変質している物は使用しないでく ださい。 ・ 現場練りの目地モルタルや、型枠ブロック壁体内部に打ち込 むグラウトコンクリートに使用するセメントは、JIS R 5210 (ポルトランドセメント)に規定する普通ポルトランドセメン ト、もしくは同等以上の品質を有するセメントを使用してくだ さい。 ・ 袋詰セメントは、雨水がかからないように、また吸湿しないよ うにシート養生等を行ってください。 ・ 少しでも凝固を起こしているものは、品質が劣化している可 能性がありますので使用しないでください。 ■ ブロック■ 骨材 ■ 水 ■ 混和材料 ■ セメント ・ ブロックの置き場は、平坦な場所で工程上支障のない場所を 選んでください。 ・ ブロックは、形状、品質等により区別し、安全の確保できる状 態および積み高さで保管してください。 ・ 野積み中のブロックは、土などで汚れないようにシート養生 等を行ってください。 ・ ブロックの構内運搬は、割れ、欠け等が発生しないように取 り扱ってください。 ・ 組積時において、割れ、欠け等があるブロックを発見した場合 は、絶対に使用しないように注意してください。 point 現場でのブロックの取扱い方法