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ブロック製品の 標準設計・施工方法 12 3.コンクリートブロック塀の施工 U ブロック製品の標準設計・施工方法 表U-12 目地モルタル・充填モルタルの調合 表U-15 鉄筋の継手と定着長さ 図U-17 重ね継手と定着長さの測り方 ・ 目地モルタル、充填モルタルの調合は、(表U-12)が標準です。 (図U-16)を参照してください。 ・ 目地モルタルおよび充填モルタルに混和材料(防水剤、白華 抑制剤など)を使用する場合は、所要の性能を損なわない範 囲としてください。 ・ 1回に練る量は使いきる範囲とし、硬化を始めたものは使用 しないでください。 ・ 基礎およびグラウトコンクリートに使用するコンクリートは、 レディーミクストコンクリートの使用を原則としてください。 ・ 発注の際は、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の 「11.製品の呼び方」に規定する種別等の必要とする事項を 間違いのないようにしてください。 ●グラウト(充填)コンクリート ・ グラウトコンクリートとは、RECOMシステムなどの、型枠ブ ロック内部に充填するコンクリートを言います。 ・ グラウトコンクリートの調合は、下表が標準です。 ●基礎コンクリート ・ 基礎コンクリートの調合は、下表が標準です。 ・ グラウトコンクリートと違い、スランプは柔らかいものを使用 する必要はありません。 ・ グラウトコンクリートは、ブロック内部に充填するため、柔ら かいコンクリートである必要があります。そのためスランプ値 は21pを標準値としています。 ・ 粗骨材が10〜15o程度の豆砂利コンクリート(ビリコン)でス ランプ21p程度の仕様だと充填が容易かつ確実に行えます。 ※容積比(かさ比) ※1:塀18、建物24以上 ※2:スランプは、打設時のスランプを示す ●鉄筋の品質 ・ 鉄筋は、JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)に規定する SD295A、SD345以上、もしくは同等以上の品質のものを使 用してください。 ●鉄筋の加工・組立および養生 ・ 鉄筋末端部、中間部の折り曲げ形状と寸法は、施工に支障の ないように加工してください。 ・ 曲がりが大きかったり、傷のある鉄筋は使用しないでくださ い。鉄筋は設計図に従い、所定の寸法に切断してください。 ・ 鉄筋は、所定の位置に正しく配筋し、コンクリートの打設終了 まで移動しないように堅固に組み立ててください。 ・ スペーサー、つり具などは正しく配置し、せき板(型枠)との間 隔および鉄筋間隔等を正しく確保できるようにしてください。 ●鉄筋の継手および定着 ・ 鉄筋の継手および定着は、(表U-15)に示す長さを必ず守っ てください。 ・ 重ね継手および定着長さの測り方を、(図U-17)に示します。 ■ 目地モルタル、充填モルタル ■ 鉄筋 ■ レディーミクストコンクリート セメント砂(細骨材) 混和材料 1※ 2.5※ 適量 重ね継手 L1 定着長さ L2 40dまたは30dフック付き35dまたは25dフック付き 表U-13 グラウトコンクリートの調合 設計基準強度 (N/.) スランプ (p)※2 セメントの 種類 骨材の 種類 骨材の最大寸法 (o) 21以上※1 21 N 普通20以下 表U-14 基礎コンクリートの調合 ※塀18、建物24以上 設計基準強度 (N/.) セメントの種類骨材の種類骨材の最大寸法 (o) 21以上※ N 普通20以下 図U-16 目地モルタル・充填モルタルの現場練り 1 2.5(容積比) セメント: 砂 + (例) 普通コンクリート/呼び強度21/スランプ21p/最大 粗骨材20o/普通ポルトランドセメント →「普通-21-21-20-N」 L1 L2 縦筋 横筋 あばら筋