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ブロック製品の 標準設計・施工方法 16 3.コンクリートブロック塀の施工 U ブロック製品の標準設計・施工方法 図U-28 ブロック接合部へのモルタル充填 ●ブロック接合部へのモルタル充填 ・ ブロックへのモルタル充填は確実に行ってください(図U -28)。 ・ 鉄筋の入る空洞部だけでなく、鉄筋の入らないブロックとブ ロックの接合部、および基本形横筋や横筋ブロックの横筋用 えぐれ部にも、必ずモルタルを充填してください(図U-28) (図U-31)。 2o 398 目地398 398 2o 目地 10o 目地 10o 目地 鉄筋 鉄筋のない 空洞部にも モルタル充 填を行う 空洞ブロックの外部形状による種類 (JIS A 5406:2010 解説より抜粋) 従来、異形ブロックの1種としていた横筋用は、生産量も 多いことから基本形に加え基本形横筋ブロックとして 規定した。基本形横筋ブロックの使用によって、1種類の ブロックにより組積体を構成することが可能となるが、 ウェブの接着力の低下が懸念される。したがって、基本形 横筋ブロックは、縦目地空洞部だけでなくすべての横目 地空洞部にも充填モルタルまたは充填コンクリートをす き間なく充填し、横筋に対するかぶり厚さおよびウェブ の接着を確実なものにすることを前提として改正したも のである。 縦目地の施工について グラウトコンクリートが 入り込んで目地を形成 する 充填モルタルが入り込 んで目地を形成する 平成15年 国土交通省告示第463号の「鉄筋コンクリー ト組積造(RM造)の建築物又は建築物の構造部分の構 造方法に関する安全上必要な技術基準を定める件」や、 日本建築学会の「建築工事標準仕様書・同解説 JASS7 メーソンリー工事」の中には、一般的なモルタルを使用 した普通目地と、充填コンクリートがブロック内部から 目地を形成する打込み目地(後形成目地)の2つの目地 施工方法が記載されています。 弊社では既に、ほとんどの化粧コンクリートブロックと、 すべての擁壁用ユニットにおいて、縦目地に打込み目地 を採用し、安全性能をさらに向上させています(図U -29)(図U-30)。 ●打込み(後形成)目地の施工上の注意 充填モルタルを打込み目地部に充填させるためには、 充填部の締め固めを通常よりも丹念に行ってくださ い。そうすることにより充填モルタルが打込み目地部 に入り込みます。 図U-29 打込み目地(型枠状ブロック) 図U-30 打込み(後形成)目地(化粧ブロック)