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5 製鉄時に排出される高炉スラグを原材料の一部 に使用。燃焼エネルギーとCO2排出量を削減。 都市ゴミの焼却灰を主原料とするエコセメント。 約47万人が一年間に出す都市ゴミを再利用。 再生原料の積極活用で、省エネ・省資源、有害物質・ 廃棄物削減を推進。循環型社会の実現に貢献。 ブロック工場では、毎日大量の原材料を使用しています。その中でも骨材同士を 接着するセメントやコンクリート製品の長期強度を増す混和材は、主原料として 非常に多く使用されています。これらのセメントや混和材に再生原料を用いること で、廃棄物や製造時のエネルギー、有害物質の排出を削減し、循環型社会の実現 に向け貢献しています。 エコセメントとは、私たちの生活から出るゴミを焼却した際に発生する、焼却 灰等を主原料とした新しいセメントです。エスビックではこのエコセメントを 用いて、化粧ブロックやインターロッキングブロックを製造しています。2011 年の年間使用量は約1.6万トン。これは、約47万人が一年間に出す都市ゴミ を、エコセメント使用製品を作ることで再利用していることになります。 高炉スラグは、鉄を製造する際に副産物として発生するものです。高炉ス ラグ微粉末は、このスラグを乾燥・微粉末にしたものです。 右図に、普通ポルトランドセメント1トンのうち50%を高炉スラグ微粉末 に置き換えた場合の削減効果を示します。高炉スラグ微粉末は、製造時に セメントのような焼成工程がないため、燃焼エネルギーを約35%、CO2 を約46%削減することができます。 エスビックでは高炉スラグ微粉末を多くの商品に使用し、循環型社会に 貢献しています。 【生活ゴミが生まれ変わるまで】 ■セメント1トンのうち50%を高炉スラグ微粉末に置き換え  たときの削減効果 石灰石使用量 エネルギー消費量 CO2 排出量 547kg 50%削減 1093kg 400kg 46%削減 740kg 2566MJ 35%削減 3926MJ 鉄鉱石 コークス高炉水枠 スラグ 乾燥粉砕 設備 高炉スラグ 微粉末 石灰石 高炉 エコセメントと高炉スラグ微粉末の活用による 循環型社会への貢献 エコセメント 高炉スラグ Eco Action Eco Cement & Slag